第5回 課題本型読書会 開催報告
2024年10月27日(日)に神田のカフェ「COLAZIONE VARIO」で課題本型の読書会を開催しました。
今回の課題本は宇佐見りんの「推し、燃ゆ」で、17名の参加でした!
ご参加いただいた方、ありがとうございました!
もくじ
今回の読書会の形式
今回は、最初に読んだ時の感想を共有した後、少人数のグループで気になるテーマについて話し合い、最後に話し合いを経た上での作品に対する感想を共有しました。
課題本読書会の魅力の一つは、人によって課題本に対する意見や解釈が異なることだと思いますが、今回はその傾向がとても色濃く見られたような気がしました!
特に、あかりの苦しんでいる部分に対して共感できるかどうかは、きれいに二分したように感じられます。
課題本に対する疑問や話し合いたい点を各々書き出し、それらを主なトークテーマとして議論しました。
以下、運営メンバーのテーブルで議論されたテーマの一部を紹介します。
- 推しが表舞台から消えたら、あかりは新たな推しを作ると思う?
- あかりの家族(特に姉)についてどう思う?
- あかりが恋愛をしたらどうなる?
- あかりには社会性がある?ない?
- 「好き」と「推し」の違いとは?
- 作中で言う「背骨」は各々持っている?それはなに?
- ラストシーンをどう捉えている?
作中の内容だけでなく、自分の推しているものについてや、推しという行為や感情そのものについてなど、内容から派生した話題についても議論されました。
参加された方の感想
参加された方の感想を、一部紹介します。
- 自分は主人公の言動に対して一切共感できないままだったが、推し活勢の話を聞くことで、一部を理解できたような気がする。
- 主人公に対する理解不理解等の思いがそれぞれの参加者から感じられ、議論になる意味では良い作品なのではないか
- 許容は冷たさにも映ることが以外でした。(姉のあかりに対する態度の解釈違い)
- 自分の意見を話すことで自分自身の理解が深まる感覚が良かった。
- ラストシーンの解釈やあかりの今後についての多様な意見が面白かった。
読書会後のランチ
読書会後にそのままカフェでランチをしました。
13名の方がランチに参加してくれました!
今回の個人的イチオシはラザニアでした!
「なんかもう、冬になっちゃうなー」と食べながらしみじみ思ってしまったり…
いつも美味しい料理ありがとうございます〜!