第66回 読書会「本と旅人」開催報告

2025年9月28日(日)に大手町カフェ「KAITEKI CAFE」で第66回目の読書会を開催しました。

テーマフリーで皆さんに紹介していただきました!

今回は52名の参加でした(うち、初参加は23名でした)。

今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!

本日紹介された本

小説、エッセイ、実用書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。

リボルバー│原田マハ

パリのオークション会社で働く美術研究者のもとに、ゴッホの自殺に使われたとされるリボルバーが持ち込まれる。

その銃の真贋を調べる中で、主人公がゴッホとゴーギャンの知られざる因縁と死の謎に迫っていく物語です。

紹介者の方はフランスに行ったことがあるようで、ゴッホの絵を思わず見続けてしまったようです。

また、原田マハさんのほかの作品と同じく、小説の中にたくさん絵画がちりばめられており、全部見たくなる...とのことでした。

美術館にあるキャプションも好きですが、原田マハさんの感情が乗りまくった言葉で紹介されると、絵画に対してまた違う印象を持てそうですよね。

紅茶と薔薇の日々│森茉莉

森鴎外の娘である森茉莉の、食と記憶をめぐるエッセイ集です。

幼少期から結婚、離婚、一人暮らしに至るまでの日常や父 森鴎外との思いで、そして料理や喫茶にまつわる素敵なエピソードが収録されています。

紹介者の方は、日々コンビニ弁当で済ませてしまうような習慣もあるが、この本をきっかけに、日常の中の食に対する「好き」を大切にしたくなったとのことです。

食べ物や自炊に対するこだわりに触れられるとのことで、お気に入りの本のようです。

あの日、君は何をした│まさきとしか

とある主婦の息子が事件に巻き込まれ殺された。

それから数年後、また別の殺人事件が起き、この2つの事件が複雑に絡み合い過去の真実が明かされていくミステリーです。

過去、現在の事件が交差していく道筋にとても引き込まれたとのことです。

また、ミステリーだからやっぱり内容の紹介が難しい、ミステリーあるあるだね、という話をしていました。

わたしたちは、海│カツセマサヒコ

海辺の町を舞台にした7編の連作短編集です。

それぞれの物語は独立しながらも、登場人物のエピソードが少しずつ交差しているようで、その中心には「海」があるみたいです。

本の表紙がさわやかで、明るい話が多いのかと思っていたが、意外にも暗くどんよりした内容も多かったようです。

それを暗示しているのか、表紙自体はさわやかな青!って感じでしたが、表紙カバーを外して本体表紙を見てみると、結構陰鬱とした街の様子が描かれていて、その二面性に驚きました。

本日のハイライト

運営メンバーのテーブルで、フリートーク中や本の紹介の流れで話題になったトピックなどを一部紹介します。

ビバ!同郷

ほんとうにガチで極めて私的で個人的な話になるのですが、読書会で同じ出身(三重県)の人に会えました!

しかも市も近く、なかなか本と旅人のなかで出くわしたことがなかったのでうれしかったです!

読書会をやると、同郷の人が見つかってジモトークに花を咲かせる参加者をよく見かけます。そういう場面を見ると、いい場所になってよかったな~と思います。

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

気になっている本についての紹介もあって、読みたい欲が増しました!

27歳女性

好きな本、作家やジャンルを語る姿を見て、興味も惹かれ読書の幅広がった気がします。

23歳女性

人が多くて、集まる本の種類も多くて楽しかったです。

24歳男性

読書会後のランチ

いつもどおり読書会後は、そのままKAITEKI CAFEでランチをしました。

42名の方に参加していただきました。

「生ハムとマスカルポーネチーズのライ麦トースト」が大好きでばくばく食べてます!

いつも美味しい料理ありがとうございます〜