第64回 読書会「本と旅人」開催報告

2025年9月14日(日)に飯田橋の「ニクバルクオン」で64回目の読書会を開催しました。

今回は35名の参加でした(うち、初参加は9名でした)。

今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!

本日紹介された本

小説、エッセイ、実用書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。

生まれた時からアルデンテ│平野 紗希子

生まれてから現在に至るまで、著者の食を楽しんできた思い出を文章と写真で綴ったエッセイ。

紹介者の方は、ポッドキャスト番組『味な副音声』から著者のことを知り本書を手に取ったとのこと。

「ショートケーキは背中から」といった表現の豊かさや、「銀だこの季節は夏から秋」のような唯一無二の感性を感じられるのが本書の魅力だそうです。

また、都内にある実際のお店も紹介されているとのことで、載っているお店巡りをするのもオススメとのことでした。

それってキセキ GReeeeNの物語│小松 成美

著者がGReeeeNのメンバー1人1人にインタビューを行い、GReeeeNの結成秘話やメンバーの生い立ちに迫った一冊。

紹介者の方は、中学生の時に友達の影響でGReeeeNの曲を聞きはじめてからハマり、現在もファンクラブに加入しているとのことで、ファンクラブ限定の表紙のものを持ってきてくださいました。

本書では、歯科医と歌手活動の両立、二つの仕事をしているが故に世間から音楽活動に対する真剣さを問われることに対する葛藤などが、赤裸々に語られているようです。

紹介者の方は、特にメンバーのSOHさんに関するエピソードが心に残ったようで、「代々歯医者の家系で育ちながらも、本当に自分のやりたいことを突き詰める姿勢がすごい」とおっしゃっていました。

村上ラヂオ│村上 春樹

雑誌『anan』で掲載されていた著者のエッセイをまとめた、全3巻にもわたるエッセイ集。

紹介者の方は、3ヶ月間村上春樹の書籍を読み続けていたとのことで、その流れで本書も手に取ったとのことです。

数あるエピソードの中でも、紹介者の方はダンキンドーナツについての話が印象に残っているようで、「ドーナツの真ん中の穴は誰が開発したのか?」という問いかけから、最終的に穴を開発した人がわかるのだとか。

紹介者の方曰く、ある程度村上春樹作品を読んだことがある方に読んでもらいたいエッセイ集のようです。

竜馬が行く│司馬 遼太郎

坂本竜馬の劇的な生涯と、同じ時代に生きた若者たちの生き様を描いた、全8巻にわたる歴史小説。

紹介者の方は、三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で紹介されていた上で、周りの人達からの勧めもあり手に取ったとのこと。

紹介者の方は本作に触れるまで歴史小説に少し抵抗があったとのことですが、読んでみると思いの外読みやすく、複数巻にわたり物語が続くため、長く物語の世界観に浸れるのが良いとのことでした。

また、作中で語られる坂本龍馬の人柄や世の中の変え方に対する考え方に感銘を受けたとのことで、「しっかりと考えなら生きていかなければならないなと改めて感じた」とおっしゃってました。

本日のハイライト

運営メンバーのテーブルで、フリートーク中や本の紹介の流れで話題になったトピックなどを一部紹介します。

ネタバレできない部分はパッションで補う?

ミステリー小説を紹介されていた方が「これ以上言っちゃうとネタバレになっちゃうんですけどね〜」と、歯がゆそうにでも楽しそうに何度も言っていたのが印象に残りました。

私もミステリー小説が好きなのですが、やはり紹介が難しいので読書会にはあまり持っていきません。

ですが最近いろんな方の紹介を聞いていて、ネタバレできない部分をパッションで補うことで魅力的な紹介ができるのでは…?と思い始めています。

楽しそうに紹介してくださる方の本は読みたくなっちゃいますね〜

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

色んなジャンルの本が知れて楽しかった。進行もスムーズですし、雰囲気も良かったです。

28歳女性

初めての読書会ですがとても楽しかったです!

21歳女性

1番満足度が高い読書会です。

31歳男性

読書会後のランチ

読書会後は、そのままニクバルクオンでランチをしました。

33名の方に参加していただきました。

パスタやピザをはじめ、味もボリュームも大満足のランチでお腹いっぱいいただきました!

美味しい料理ありがとうございます〜