第57回 読書会「本と旅人」開催報告

2025年7月6日(日)に大手町の「KAITEKI CAFE」で57回目の読書会を開催しました。

今回は53名の参加でした(うち、初参加は19名でした)。

今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!

本日紹介された本

小説、エッセイ、実用書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。

生まれた時からアルデンテ|平野 紗季子

著者が幼少期からの自身の食生活について、食を楽しむことを焦点に当てて文章を綴ったフードエッセイ。

紹介者の方は本書のタイトルについて、「著者自身が芯のある女性であることを表現するために、アルデンテという言葉を使ったのではないか」とおっしゃっていました。

本書では、著者が子供の頃に食べたもの、言ったお店など、食に関すること全般について、絵や写真などを交えて掲載しているとのことで、紹介者の方は「この本を持ちながら街歩きするのも楽しいと思う」とおっしゃってました。

希望の糸|東野圭吾

家族の関係性に焦点を当てた、加賀シリーズの一冊。

「出生」が話の主題の一つのようで、受精卵の取り違いなど、出生や親子関係における現代的な問題も多々登場するようです。

紹介者の方は、「親子の愛情の表現の仕方について考えさせられた。親はどう子供と接したら愛情を感じてもらえるのだろうと考えたけれど、腹を割って話し、普通の関係をお築くのが大切だと思った。」とおっしゃってました。

居場所がない人たち: 超ソロ社会における幸福のコミュニティ論|荒川 和久

居場所がなくても幸福と思える生き方について、様々な視点からヒントを提示している一冊。

隣に住んでいる人を知らない、職場でも家族ぐるみでの付き合いが減っているなど、人間関係がどんどん希薄になっている現代において、接続するコミュニティを大切にしようと、本書では述べているようです。

紹介者の方は、「本書を読んでずっと一緒にいる人の絆よりも、色んな人がいるコミュニティに入って有益な意見交換をすることが大切で、色んな人と話して自分の知らない世界を知るのが重要なのだと感じた。」とおっしゃってました。

本日は、お日柄もよく|原田マハ

「スピーチライター」という職業を通し、言葉がもつ力について教えてくれるお仕事小説。

本読書会では複数回紹介されている、とても人気のある小説です。

紹介者の方は旅行先で見つけた本屋で、表紙とタイトルに目を惹かれ手に取ったとのこと。

「この作品が言葉について考えるきっかけになり、同時に聞くとはどういうことなのかについても考えさせられた」と紹介者の方はおっしゃってました。

本日のハイライト

運営メンバーのテーブルで、フリートーク中や本の紹介の流れで話題になったトピックなどを一部紹介します。

旅行先に本屋がある安心感

旅行先で本屋を見つけると安心するという感覚を持っている方が、同じテーブルに複数人いらっしゃって興味深かったです。

個人的には驚きや興味といった感情の方を強く感じるので、安心するという感覚について深く知りたいですね。

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

読みたい本が見つかりました

30歳女性

進行、バランスともにすごくスムーズで過ごしやすく。いらっしゃる方々も素敵な方ばかりで時間があっという間でした。

25歳女性

本屋でのおすすめなどではない、他の参加者のおすすめが聞いてみたかったので参加しました。実際の感想を合わせて本の紹介を聞く事ができて、これから読む本の参考になりました。

30歳男性

読書会後のランチ

いつもどおり読書会後は、そのままKAITEKI CAFEでランチをしました。

サラダもバゲットもパスタも、全部美味しかったです!

そしてデザートのプチシュークリーム、次回こそは売り切れる前にいただきます!

いつも美味しい料理ありがとうございます〜