第8回 課題本型読書会 開催報告 三宅香帆さんゲスト

2025年5月11日(日)に大手町のカフェ「KAITEKI CAFE」で課題本型の読書会を開催しました。

今回の課題本は『好きを言語化する技術』でした。

そしてなんと!著者の三宅香帆さんをお招きして実施しました!

三宅さん、54名の参加者のみなさん、ありがとうございました!

読書会の様子

今回は、課題本の感想を共有した後、5~6名のグループで気になるテーマについて話し合いました。

「推しの魅力を他者に伝える難しさ」の議論が特に盛り上がっていました。

好きを言語化する行為について意見を交わす機会はあまりないと思います。
推しを語る悩みや工夫を共有できたことはいい経験になりました。

個人的に印象的だったのは、推しについて語ることで自分を保てるという意見です。
ある参加者の方は、「好きという感覚的なものを掘り下げていくことで、推しのどのようなところをどのように好きなのか再確認できる。そして、推しを好きな自分自身への理解も深まる」とおっしゃっていました。

その一方で、なんとなく好きだった対象を言語化してしまうと、推しへの熱が冷めてしまうので、あえて曖昧なままにしているという方もいらっしゃいました。
ひとりで楽しむ範囲内では、自分にとって心地よい言語化のレベルを把握することが大切なのだと感じました。

他には、運営のテーブルでは以下のような話題が出ました。

  • 本を読んで実践したこと
  • よく使ってしまうクリシェ(ありきたりな表現)
  • みなさんは推し活してますか
  • 好きを語ることに抵抗はある?

また、各テーブルに三宅さんをお招きし、参加者の方と一緒に「好きの言語化」について語っていただきました。

情報のインプットの仕方や文章の締め方など、それぞれのテーブルのトピックに、三宅さんのご意見を伺うことができました。

著者の方とお話しできる貴重な機会に大盛り上がりでした。

Q&Aセッション

続いて三宅さんへの質問コーナーを実施しました。

『好きを言語化する技術』に関する質問や三宅さんご自身についてなど、たくさんの質問に答えていただきました。

端的に分かりやすく答えながら、要所で熱意を込めて語るというメリハリのある回答が印象的でした。
これが言語化スキルか……!と、とても勉強になりました。

参加者の方のご感想

参加者の方のご感想を一部紹介します。

好きなものをなぜ言語化したいのかについて、皆さんと話しているうちに色々な意見が出てきて興味深かった。人と繋がるため、自分を表現するため、推しの好きなところをもっと広めるため。好きなものには自分の好きなやり方で向き合っていいんですね。

30歳女性

本の作者さんに直接気になったことを聞けるという貴重な経験ができました。とてもうれしかったです。

24歳女性

推しについて話すことのテクニックは、"推し"に限らず日常生活すべてに当てはまることだと思いました。

27歳女性

読書会後のランチ

読書会後にそのままカフェでランチしました。

41名の方がランチに参加してくれました。

ポテトがいつまでもカリカリで、お代わりが止まりませんでした!

ご飯の感想もクリシェを使わないで言語化できるようになりたいなと思いました。

いつも美味しい料理ありがとうございます〜!

それと、三宅さんに会うために名古屋から3時間かけて駆け付けた方がいらっしゃいました!

熱意溢れるご参加ありがとうございます!