第76回 読書会「本と旅人」開催報告

2025年12月14日(日)に神田の「COLAZIONE VARIO」で76回目の読書会を開催しました。

今回は24名の参加でした(うち、初参加は6名でした)。

あいにくの雨模様でしたが、今回も多くの方にご参加いただきありがとうございました!

本日紹介された本

小説、エッセイ、実用書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。

ブランコの向こうで|星新一

紹介者の方が人生で最も読んだ小説を紹介してくれました。

誰もが1つ自分の夢の世界を持っているという世界観の中で、主人公の少年が様々な人の夢の世界を旅する物語です。

主人公は夢の国で出会った人と現実でも会って、夢の世界の意味を理解します。その結果、純粋に楽しそうだった夢の世界の見え方が変わるのがおもしろいなと感じました。

紹介者の方は、子供のころは面白い話として読んでいたけれど、大人になってから読むと辛い話が多くて、自分の感性の変化を感じたそうです。

ルワンダ中央銀行総裁日記|服部正也

ルワンダ中央銀行総裁として着任して経済改革を成し遂げた著者のエッセイです。

紹介者の方曰く、日本の中央銀行の水準でルワンダでも働いたら次々と成果を挙げる、いわゆるなろう系のような話だそうです。

職務遂行能力の高さだけでなく、仲間を増やしながら財政改革を進めていく過程も面白いとおっしゃっていました。

経済の専門的な内容を飛ばしても楽しめるとのことなので、読んでみたくなりました。

聞く習慣|いしかわゆき

話を聞く力を身に着けるためのハウツーを教えてくれる本です。

紹介者の方は話し過ぎてしまう癖があって、もっと相手の話を聞き出せるようになりたいと思って読んだそうです。

「話すのをもっとサボっていい」や「知ったかぶりをしない」など、すぐに実践できるアドバイスが盛りだくさんでした。

ちなみに、話題がないという悩みの解決策は「流行は抑えておこう」だそうです。

フランケンシュタイン|メアリー・シェリー

科学者のフランケンシュタイン博士と彼が作った怪物の物語です。

怪物は元々は賢くて心優しかったけれど、人間から拒絶されて人間への報復を始めます。そんな怪物を博士がどう扱うか葛藤する心情描写に、紹介者の方は心打たれたそうです。

テーブルでは、現代社会でも怪物のように周囲から理解してもらえず悲しい思いをしている人がいるよね、という話になりました。

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

自分の好きなことを語ってくれる人たちと繋がれて楽しかったです。本をもっと好きになりました。

25歳

自分自身の本の紹介も他のメンバーの話もゆったりと
話したり聞いたりすることができてよかった

25歳女性

新しい読みたい本が見つかりました!

29歳女性

読書会後のランチ

いつもどおり読書会後は、そのままCOLAZIONE VARIOでランチをしました。

21名の方に参加していただきました。

画像右上のパンがチョコたっぷりで2回もお代わりしてしまいました笑

いつも美味しい料理ありがとうございます〜