第44回 読書会「本と旅人」開催報告

2025年2月16日(日)に神田のカフェ「COLAZIONE VARIO」で44回目の読書会を開催しました。

今回は26名の参加でした(うち、初参加は16名でした)。

今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!

本日紹介された本

小説、エッセイ、実用書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。

本日は、お日柄もよく|原田マハ

スピーチライターという職業に焦点を当てたお仕事小説。

紹介者の方は、原田マハさんの著書の中でも、シンプルな表紙に惹かれて手に取ったとのことです。

この作品を通して紹介者の方は、形式的なものにこだわるだけでなく、自分の気持ちをスピーチに乗せて伝える大切さを感じたようで、

「自分の仕事がら伝えることも多いけれど、内容だけでなくそうなった背景なども伝えることが大切だと感じた」とおっしゃっていました。

絶対泣かない|山本文緒

20代後半から30代の様々な女性について描いた短編集。

目次には各話のタイトルと主人公の職業が列挙されており、仕事との向き合い方についても色濃く描かれている作品のようです。

紹介者の方は、元々サスペンス系の作品を好んで読んでいたとのことですが、最近は自分に似た主人公から共感を得たり、違いを感じるのが楽しくなっているとのことで、この作品を手に取ったとのこと。

時折挫けてしまいそうになるけれど、最終的に前を向いけたら良いなと感じるような話がつまっているとのことでした。

ブックオフ大学ぶらぶら学部| 武田砂鉄他

ブックオフが大好きな著名人たちが、ブックオフの魅力や各々の思い出について書き上げたエッセイ。

紹介者の方は、新刊書店についての本は色々あるけれど、古書店の本は珍しいため面白いと感じ手に取ったとのこと。
ブックオフをはしごしすぎると集中して棚をみれなくなったり、定員さんの挨拶がお経に聞こえてきたりなど、ブックオフが好きなら共感できる内容が詰まっているようです。

私もブックオフ大好きなので、心の中で首を縦にブンブン振りながら紹介を聞いてました。

空芯手帳| 八木詠美

職場での理不尽な残業に耐えかねた主人公が、妊娠を偽装することで定時退社を目指す、衝撃的な設定の小説。

紹介者の方は、帯の言葉のインパクトや突飛な設定に惹かれて手に取ったとのこと。

設定に負けないほど主人公も癖の強い人物なようで、紹介者の方は「主人公が自分の良くない部分の自覚があり、自分の行動を正当化しすぎていないところが読者的には読みやすかった」とおっしゃっていました。

他にも、偽装妊娠にもかかわらず主人公がマタニティエアロビクスに通ったりなど、紹介を聞いていて気になる描写たくさんある小説だと感じました。

本日のハイライト

運営メンバーのテーブルで、フリートーク中や本の紹介の流れで話題になったトピックを一部紹介します。

忍たま乱太郎の映画、良い感じらしいです。

読書好きには映画好きが多いのか、最近見た映画の話や映画を見る頻度など、映画についての話題で盛り上がりました。

その中でも私が気になったのが「忍たま彗星」という言葉。忍たま乱太郎が約7年おきにブームになることから、そう言われてようです。

忍たま乱太郎の映画は大人でも泣けるとのことで、少し気になりました。

シリーズもの小説読んでますか?

十二国記シリーズや館シリーズなど、シリーズもの小説についても話題に挙がりました。

シリーズもの小説、読み切るのは大変ですが、同じく読破した方に出会えたらとても嬉しいですよね!

ちなみに私は館シリーズを暗黒館の館を読まずに止まっているのですが、頑張って読もうと思いました。(1作品で文庫本4冊はなかなか大変…)

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

いい雰囲気で、居心地がよかったです。

23歳男性

初対面なのに話が弾んで楽しかった

25歳女性

なごやかで話しやすい雰囲気でよかったです!いろんな本が知れてとてもたのしかったです!

31歳女性

読書会後のランチ

いつもどおり読書会後にそのままカフェでランチをしました。

21名の方がランチに参加してくれました!

いつもよりサッパリ目な料理が多かったからか、いつもよりたくさん食べてしまった気がします…!

いつも美味しい料理ありがとうございます〜!