第14回 読書会「本と旅人」開催報告

2024年1月14日(日)に代々木のレンタルスペースで14回目の読書会を開催しました。

今回は男性13名、女性9名の22名の参加でした(うち、初参加は10名でした)。

今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!

本日紹介された本

小説、実用書など、色々なジャンルの本が紹介されました。

以下は私(主催者)のテーブルで紹介された本の一部です。

蜜蜂と遠雷 | 恩田陸

本屋大賞と直木賞のW受賞をして、映画化もされた恩田陸さんの小説です。

内容は、ピアノコンクールに出場する主要人物4人の青春群像小説です。

紹介された方は、

「これまで5回読んだほど、とても好きな小説。
音楽の1曲ごとが細かく描かれていて表現力がすごいのと、言葉の選び方がとても好き。
この小説を読んで、またピアノまたやってみたくなった」

とおっしゃってました。

私が以前読んだときの感想はこちらです。

月の影 影の海 (上) 十二国記 | 小野 不由美

小野不由美さんの、異世界に飛ばされた高校生が主人公のファンタジー小説です。

最初は泣いたり帰りたいと言っていた主人公が、武器を見つけたり仲間を見つけて徐々に成長していくストーリーです。

紹介された方は、

「ラストで主人公が元の世界に帰るのか残るのかを選ぶシーンがあって、そのときの選択の仕方がかっこいい」

とおっしゃってました。

わたしを離さないで | カズオ・イシグロ

ローベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの、キャシーという女性の介護人が主人公の小説です。

他とは変わった子どもとして外と隔離されて施設に入っていた主人公が、子どもながらに変な違和感をもったまま施設を卒業して、大人になってから自分たちが異質なものであることに気づくストーリーです。

紹介された方は、

「男性作家で主人公が女性の小説を読んだのははじめてだけども、読みやすかった。
読後感はなんとも言えない心地よい感じ」

とおっしゃってました。

私とはなにか | 平野 啓一郎

平野啓一郎さんの、本当の自分とは何かについて書かれた本です。

私とは、1個の個人がいるわけでなく、分人という「いろんな自分の集合である」という新しい考え方について書かれています。

紹介された方は、

「この本を読んでから自分のコミュニケーション能力に悩まなくなり、とても生きやすくなった」

とおっしゃってました。

本日はお日柄もよく | 原田マハ

原田マハさんの小説です。

ある結婚式のスピーチに感動した主人公が、そのスピーチをした人に弟子入りして人間的に成長していく物語です。

紹介された方は、

「心に刺さる言葉がたくさんあり、困っている他人にかけられる言葉が増えた。
言葉の引き出しが増えるのが本の良さだと思う」

とおっしゃってました。

横浜駅SF | 柞刈湯葉

カクヨムで掲載され、書籍化された小説です。

横浜駅が自己増殖して、本州の99%が横浜駅になっている世界が舞台の小説です。

設定が結構ハチャメチャで特殊設定が面白いです。

ちなみに富士山も横浜駅で覆われていて、はじめは周囲だけだったのが、今は4階建てで4000mにもなっているとのことでした。

設定だけでも面白いですね。

へいわとせんそう | たにかわ しゅんたろう

たにかわしゅんたろうさんの絵本です。

絵本なので子供向けですが、大人が読んでもハッとさせられる絵本です。

紹介された方は、

「大人になって最後に買った絵本で、シンプルな言葉とシンプルな絵なのにハッとさせられた。
絵本でこんなに衝撃を受けたのは初めて」

とおっしゃってました。

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

全く読まないジャンルの本を知れました。
自分の知見が広がった感覚があって良かったです。

29歳男性

和やかな雰囲気で、気負わずに参加できました😌
本も沢山知ることができてよかったです✨

28歳女性

前回同様みなさん穏やかな空気感で楽しかったです。

31歳女性

読書会後のランチ

読書会後に19名でランチに行きました。

今回は代々木駅近くにある「ミニインドレストラン」へ行きました。

私はカレーナンを食べました。

とても美味しかったです!!!