第12回 読書会「本と旅人」開催報告
2023年12月17日(日)に新宿のレンタルスペースで12回目の読書会を開催しました。
今回は男性10名、女性9名の19名の参加でした(うち、初参加は5名でした)。
多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
もくじ
本日紹介された本
小説、実用書など、色々なジャンルの本が紹介されました。
以下は私(主催者)のテーブルで紹介された本です。
羊と鋼の森 | 宮下 奈都
本屋大賞を取って映画化もされた、ピアノの調律の小説です。
紹介された方は、
「激しい起伏がないですが文体が優しく、主人公の外村が廃れてなくまっすぐなのが良い。
この本を読んで、調律師とはたんにピアノを調律するだけでなく、演奏者が欲している音色を再現するように調律することを知った」
とおっしゃってました。
私も読んだことがありますが、ピアノの調律について専門的に語られていなくて、事前知識がなくても読めました。
むしろ、読んだ後は調律について興味が湧くと思います。
私が以前読んだときの感想はこちらです。
神様のカルテ | 夏川 草介
主人公が内科医で、信州松本にある本庄病院が舞台の小説です。
ドラマ化もされています。
心を落ち着かせる温かいストーリで、患者さんとのやり取りで成長する主人公が描かれています。
量も多くなく、とても読みやすい本です。
紹介された方は、
「上京してくるときに唯一持ってきた本で、とても思い入れ深い本」
とおっしゃってました。
「正義」は決められるのか | トーマス カスカート
心理学のトロッコ問題をベースに、「正義」に関して考えさせられる本です。
紹介された方は、
「自分が正しいと思っていたことが他の人にとっては正しくないことがあることを感じて、この本を読んでみた。
読んでみると、立場によって正義が変わることを痛感した」
とおっしゃってました。
読書会では本の中の具体例をもとに、少しだけ議論しました。
が、テーマがテーマだけに、時間がいくらあっても足りなかったです!笑
オフィスハック | 本兌 有, 杉 ライカ
東京が舞台の、ライトなスパイアクションの小説です。
イリーガルな社員を3Dプリンターの拳銃で調整する、結構ハチャメチャ設定です。
紹介された方は、
「けっこうあっさり人が死ぬけど、全然重くない。それと文章がかっこよくて、サクサク読める」
とおっしゃってました。
私の読書会ではあまり紹介されないジャンルの本だったので、私自身は紹介を聞いていてとても新鮮でした!
パレスチナ問題の展開 | 高橋和夫
タイトルの通り、パレスチナ問題について書かれた本です。
紹介された方は、
「この本を読んで、パレスチナ問題に関する断片的な知識が線になって繋がった。
基本的に書かれていることは事実の列挙だっただけど、著者は若干イスラエル批判寄りなのかなと感じた」
とおっしゃってました。
中等の歴史と問題について詳しくなりたい方におすすめです!
ジェリーフィッシュは凍らない | 市川 憂人
典型的なクローズドサークルのミステリー小説。
ジェリーフィッシュという小型飛行船を舞台にしたストーリーです。
「そして誰もいなくなった」や「十角館の殺人」のオマージュですが、それらへの挑戦でもある作品です。
面白そうなので読んでみました!
私の感想はこちらです。
アルジャーノンに花束を | ダニエル キイス
本読書会では何回か紹介されている有名なSF小説です。
紹介された方は、
「『ストーリーを知っているので読まなくて良いのでは?』と思ったけど、読んだら印象がぜんぜん違った。
ストーリーを知っていても、それでも感動した」
とおっしゃっていました。
この本は私もほんとうに大好きです!
私が以前読んだときの感想はこちらです。
参加された方の感想
参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!
初参加でした。本をテーマに色々話せて楽しかったです。
26歳女性
全く知らない著者の本をたくさん知ることができました。
25歳女性
読みたい本が沢山できたので読書がさらに楽しみになりました。
話す人の顔を見るスキルが身についてきた。
26歳男性
読書会後のランチ
読書会後に10名でランチに行きました。
今回はJ.S. BURGERS CAFEへ行きました。
自分が注文したハンバーガーの写真を取るのを忘れたので、他の参加者の方のバーガーを撮らせてもらいました!笑
写真はJ.S.チキンバーガーです。
(ちなみに私が食べたのはクワトロチーズハニーバーガーです。)
ここのハンバーガーは美味しくて店内も広いのでおすすめです。
次回の開催レポートもお楽しみに!