第3回 女性限定読書会「本と旅人」開催報告

2025年3月16日(日)に神田のカフェ「COLAZIONE VARIO」で第3回目の女性限定読書会を開催しました。
今回は22名の参加でした(うち、初参加は6名でした)。
初めての方も2回目以降の方もご参加いただき、ありがとうございました!
もくじ
本日紹介された本
小説、哲学書、戯曲、漫画など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。
(ジャンルフリーでしたがみなさんやや女子会を意識した選書をしてくださったようです!)

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。
清少納言を求めて、フィンランドから京都へ | ミア・カンキマキ
「枕草子」を愛するフィンランド人の女性が、清少納言を求めて京都を旅するノンフィクションです。
シェアハウスでの出来事や、枕草子の研究の話など、旅先での色々なエピソードが詰め込まれている作品です。
著者は、フィンランドで働き詰めだったところ、一大決心をして旅をに出たそうです。
1人で思いのままに旅をする姿が憧れる、私も長期でお休みを取って旅に行きたい、と紹介者の方は仰っていました。
小さな名画の本 | 佐藤晃子
手のひらサイズの絵画解説書。とにかく装丁が可愛い!!!!
水色の背景に、煌びやかなドレスを着た「ポンパドゥール夫人」の絵画。
そして金色の装飾と文字が添えられて本当におしゃれです。
本の中では、「愛」や「ファッション」などのテーマでまとめられた、うっとりするような絵画たちがたくさん紹介されています。
そしてなんと、絵画だけでなく、絵画をテーマにした本や、世界の図書館なども紹介されています。
コンパクトな本に絵画の魅力がたくさん詰まってる本だなと感じました。
いい子のあくび | 高瀬 隼子
いい子のあくびのように、普段の素行が悪い人がいい事をしたら褒められる。
しかし、「いい子」は相手が話している時にあくびをした程度で怒られる、というような理不尽さを描いた作品です。
紹介者からは、自分が向かいから歩いてくる人の歩きスマホに気づいて自ら避けるなど、なぜ自分だけが、と思うことがあるので共感を覚えたと話していました。
本日のハイライト
運営メンバーのテーブルで、フリートーク中や本の紹介の流れで話題になったトピックを一部紹介します。
大人になると性格が変わる
『いい子のあくび』をきっかけに、大人になるにつれて性格が悪くなったと感じるという意見が出ました。
女性限定の読書会ということで、大人の恋愛や結婚をテーマにした本も多く紹介されました。
その中で、純粋な恋愛感情だけでなく、打算的な一面が現れ、そんな自分に嫌悪感を抱く、という描写に共感する人が多かったです。
しかし、大人になるにつれて、魅力や好みが変わっただけで、打算的というよりも、無職より将来を見据えた人を選ぶなど、より現実的なタイプを好むようになった、という考え方もできそうです。
現在の図書館事情
同じテーブルに図書館の司書の方がいらっしゃったこともあり、図書館の話で盛り上がりました。
図書館に行くという方は結構多く、図書館員のおすすめコーナーを参考にしてるという声もありました。
驚いたのは、今では電子書籍を借りられる「電子図書館」があるということ。
え、電子で配って大丈夫なの...?と思いましたが、ライセンスが限られてるため、同時に貸せるのは数人とのこと。
人気のある電子書籍は順番待ちだそうです。図書館って進化してますね。
ちなみに電子の図書カードを導入しているところもあるそうです。
私は滅多に図書館に行かないのですが、なんと引越し先の徒歩5分に区立図書館が...!これを機に図書館通おうと思います。
参加された方の感想
参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!
普段の読書会では選ばないような女子会ならではの本を紹介できて良かったです。
30歳女性
紹介される本のジャンルが豊富でよかった
27歳女性
いろんな本をされて面白かった。アウトプットの機会が楽しかった!
30歳女性
読書会後のランチ

いつもどおり読書会後にそのままカフェでランチをしました。
16名の方がランチに参加してくれました!
やっぱり女子会は、いつもの回と比べてランチがおしゃれなのでうれしいです!
いつもありがとうございます🍞✨