第75回 紹介型読書会

2025.12.7 (日)
第75回の紹介型読書会は、神田の「COLAZIONE VARIO」で20名(初参加4名)で開催しました。
今回は、学びや社会の違和感、感情と論理のずれを描いた本が複数紹介された回でした。

当日の流れ

  1. はじめに、自己紹介を一人1〜2分ほど行います。
  2. 続いて、それぞれおすすめの本を、3〜5分程度で紹介していただきます。
  3. 気になった点や印象に残った部分について、簡単に感想を話し合います。
  4. 途中で一度、席替えを行います。
  5. 全体で約2時間ほどで終了し、その後は自由解散です。

※終了後、希望される方でランチに行きます(任意参加です)。
※小説、詩集、画集、実用書などジャンルは自由です。参加される際は、紹介したい本を1冊以上お持ちください。

本日紹介された本

小説、エッセイ、実用書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。
以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。

ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち|レジー

ファストフードのように手軽に知識を得ようとする現代の学び方や、学ぶことの本質などについてまとめられた一冊。

紹介者の方は教養は一朝一夕で身につくものなのか、そもそも教養はどのように定義されるものなのか疑問を持ちながら本書を読み進めていたそうです。

また、本書で紹介されている「教養」という単語が用いられている書籍タイトル一覧から、「教養」がマーケティングの言葉に成っていると感じ印象に残ったとのことでした。

アオイガーデン (新しい韓国の文学 16) |ピョン・ヘヨン

グロテスクながら美しい筆致で描かれた物語が収められた短編集。

紹介者の方は、著者の別作品『ホール』がホラー要素などをもつ小説に贈られるアメリカの文学賞「シャーリイ・ジャクスン賞」の長編部門を受賞したことから興味を持ち手に取ったそうです。

紹介者の方曰く、各短編集で現代社会特有のどっちつかずの心理的問題が描かれているとのことで、それらを小綺麗に洗い流すような描写にグロテスクな印象を抱いたとのこと。

どっちつかずのものがサッパリする点で、読んでいると自分の感情をクールダウンできる内容とのことです。

魔女裁判の弁護人|君野 新汰

第23回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し球に選出された異色のリーガルミステリー作品。

作中の展開に、魔女裁判を見届けている民衆の理解を得なければ、論理的に事件解決できたとは言えない展開があるとのこと。紹介者の方曰く、感情と論理のどちらにもアプローチして解決を目指さなければないらない構成が新鮮で面白かったとのことでした。

物語ラストの展開を受け入れられるかどうか読者によって分かれそうとのことでしたが、紹介者の方は受け入れられたとのことです。

幸せな家族 そしてその頃はやった歌|鈴木 悦夫

幸せな家族を襲う、一連の謎めいた事件を描いたミステリー小説。

紹介者の方はほのぼのした感じの装丁に惹かれて手に取ったそうですが、その印象とは裏腹に内容はホラーチックなものだったそうです。

紹介者の方曰く、物語の構造上、家族を次々と殺めてしまう犯人が物語序盤にわかるとのことで、その構成の小説にあまり触れてくなかったため新鮮な気持ちで読めたとのことでした。

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

初めて参加しましたが、良い雰囲気で楽しめました!

30代女性 初参加

色々なお話を聞けて楽しかったです

30代男性 リピーター

いろんなジャンルの小説があったので面白かったです。

20代女性 リピーター

読書会後のランチ

いつもどおり読書会後は、そのままCOLAZIONE VARIOでランチをしました。
18名の方に参加していただきました。

12月に入って急に寒くなってきたので、あったかい料理食べるとほっこりしますね〜!
いつも美味しい料理ありがとうございます〜