第16回 読書会「本と旅人」開催報告
2024年2月25日(日)に神田のカフェ「COLAZIONE VARIO」で16回目の読書会を開催しました。
今回は23名の参加でした(うち、初参加は10名でした)。
雨で寒い日でしたが、今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
もくじ
本日紹介された本
小説、実用書など、色々なジャンルの本が紹介されました。
以下は私(主催者)のテーブルで紹介された本の一部です。
オネーギン | プーシキン
才能を持て余し、遊蕩生活をしている青年が主人公の作品です。
ドストエフスキーやトルストイと同じく、ロシアを代表する作家の小説です。
紹介された方は、
「文体がきれい。
この小説を読めば、19世紀のロシアや当時の帝都であるペテルブルクの生活がよく分かる作品」
とおっしゃっていました。
日の当たる白い壁 | 江國 香織
様々な画家の作品をとりあげた、江國香織さんのエッセイ集です。
いろんな作品が絵画とともに紹介されています。
紹介された方は、
「江國香織さんの書く文章が好きで、中でも冷静と情熱のあいだが大好き」
とおっしゃってました。
ハイパーハードボイルドグルメリポート | 上出 遼平
色んな人たちのいろんなご飯について取材した本です。
過酷な環境にいるケニアの少年のご飯や、台湾マフィアの豪華なご飯などが載っています。
紹介された方は、
「著者のエネルギーとサバイバル力がすごい。
過酷な環境の食事もでてくるけど、問題提起がしたいのではなくて、究極のグルメレポートの本」
とおっしゃってました。
マカン・マラン | 古内 一絵
巨体のド派手なドラッグクイーンが営むお店が舞台の作品です。
悩み疲れた人が来て、元気になって帰っていく短編集です。
紹介された方は、
「全4巻で章ごとにキャラクターが違うが、以前でてきた人があとの章で元気になってまた出てくるのが良い。
ラストは集大成で、色んなキャラクターが出てきてとても好き」
とおっしゃってました。
看守の流儀 | 城山 真一
このミス大賞作家が書いたミステリー小説です。
舞台は刑務所で、刑務官である主人公の作品です。
紹介された方は、
「短編集だけど共通出る人物がいて、その人物に謎がある。
その人物に対するもやもやを抱えたまま読んでいくと、最後にしっくりくるのがとても面白い」
とおっしゃってました。
参加された方の感想
参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!
色々な人の話を聞けて楽しかったです。
34歳女性
その本を選んだきっかけなどを知るのも興味深かったです。
本について語れる機会が普段あまりないので、とても楽しかったです。
28歳男性
普段本の話を話せないので、とても楽しかったです。
24歳女性
あまり読まないジャンルも知れて、興味の幅が広がりました。
読書会後のランチ
読書会後にそのままカフェでランチをしました。
23名の方(全員)がランチにも参加してくれました。
とても美味しかったです!!!