第71回 読書会「本と旅人」開催報告

2025年11月9日(日)に神田の「COLAZIONE VARIO」で63回目の読書会を開催しました。
今回は25名の参加でした(うち、初参加は6名でした)。
今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
もくじ
本日紹介された本
小説、エッセイ、実用書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。
ロイヤルホストで夜まで語りたい| 朝井リョウ ほか
ロイヤルホスト好きの人気作家17人が、思い思いにロイヤルホスト愛を綴ったエッセイ集。
紹介者の方は、ロイヤルホスト発祥の地である福岡県が地元とのことで、家族で行った時のことを思い出しながら読んでいたそうです。
読み進めていく中で、自身がロイヤルホストで同じメニューばかり頼んでいたことに気付かされたそうで、もっと色んなメニューを食べたいとおっしゃっていました。
また、本書の中で紹介者の方が印象に残ったのは平野紗季子さんのエッセイらしく、文章からオタク口調で話している光景がありありと想像できるのが面白いとのことです。
ことぱの観察|向坂くじら
言葉の定義について、詩人の著者が思考を巡らせた過程を綴ったエッセイ。
紹介者の方は、読書会で紹介されて気になり手に取ったそうです。
紹介者の方曰く、エッセイ中に描かれている著者とその友人とのやりとりが印象的だったようで、話が平行線になると互いに「語義だねー」と言い合う様子が面白かったようです。(私も「語義だねー」使いたいです。)
また、「恋」という言葉を著者が定義したくなさすぎて、定義したくないという話だけで一章が終わるというのも、本書の面白いポイントの一つということでした。
百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術|近藤康太郎
朝日新聞の名文記者が、自身の読書術についてまとめた一冊。
紹介者の方はブックカフェで本書に出会い、装丁が気に入ったので購入してみたとのことです。
紹介者の方は自身は、本はただ単に面白いから読んでいるとのことで、知見を広げるために読むという著者の考えは中々理解できないとのことでした。
そんな中で理解できたのは、「人生の100冊を選ぶことの大変さと大切さ」という意見とのことで、「自分も納得のできる100冊を選べれば良いな」とおっしゃってました。
君のクイズ|小川哲
映画化される予定の、競技クイズを題材にした話題作。
紹介者の方は、装丁で気になったのが半分、話題になっていたのが半分で、本作を手に取ったそうです。
紹介者の方曰く、頭の良い登場人物たちの語り口や結論に至るまでの考え方、ロジックが面白いとのことです。
また、物語の最初に問いかけられる問題に対して、最終的に辿り着く答えがとても現代的なものでそれが印象に残った時ともおっしゃってました。
参加された方の感想
参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!
普段全く読まないジャンルの本をご紹介していただいたので、興味の幅が広がりました。
29歳男性
自分が全く知らない内容の本がいろいろあって、興味深かったし楽しめました。
26歳女性
共通の著者の話ができたり、いろんな話ができたので楽しかった。
女性
読書会後のランチ


いつもどおり読書会後は、そのままCOLAZIONE VARIOでランチをしました。
20名の方に参加していただきました。
手羽元の唐揚げ、この日のマイベストお料理でした!めっちゃかぶりついてしまいました。
いつも美味しい料理ありがとうございます〜


