第43回 読書会「本と旅人」開催報告

2025年2月2日(日)に神田のカフェ「COLAZIONE VARIO」で43回目の読書会を開催しました。

ジャンルフリーで皆さんに紹介していただきました!

今回は23名の参加でした(うち、初参加は4名でした)。

今回も多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!

本日紹介された本

小説、漫画、学術書など、いろいろなジャンルの本が紹介されました。

以下、運営のテーブルで紹介された本の一部をご紹介します。

比類なきジーヴス│P.G. ウッドハウス

英国紳士に仕える執事のドタバタコメディが描かれたイギリスの小説。

イギリスに対するディス表現が豊富なようで、この紹介でブリカスという言葉を初めて知りました。

当時と今では時代背景も異なり、その様子を知ることができるのも楽しかったそうです。

小説│野崎まど

小説に人生を捧げた主人公とその友人が、とある屋敷に潜り込む。

その屋敷でさらに読書に没頭していくことになり、その屋敷に隠された秘密により不可思議な世界に誘われる内容の小説です。

紹介者は、

「小説を読むとは何か。アウトプットの必要性や、読むだけじゃダメなのか」

のようなことを考えるきっかけになったそうです。

なめらかな社会とその敵 ――PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論│鈴木健

複雑な社会を01で分けず、複雑なままで生きるにはどうしたら良いのかということが、生命の起源や、はたまた経済活動や情報技術の観点で論考されます。

300年後の世界に向けて書かれた本のようです。

分人主義を下敷きにした論考もあり、読んでみたくなりました。

紹介者は、

「自分の株を発行する未来が来るのでは」という考察をしており、興味深かったです。

魔女の檻│ジェローム・ルブリ

魔女狩りがあると言い伝えのある隔絶された村で繰広げられるミステリー。

不可解な出来事は魔女の呪いが原因なのか否か、、が究明されるストーリーで、読み応えがあるようです。

住民が徐々に狂っていく内容になっており、ホラー要素もあるようです。

本日のハイライト

運営メンバーのテーブルで、フリートーク中や本の紹介の流れで話題になったトピックを一部紹介します。

読むだけじゃダメなのか

小説は好きです。

が、アウトプットも必要だという世の中の窮屈なムードが嫌になるという話が上がりました。

ただ読むだけで楽しいはずの読書が、インプット/アウトプットの区別と啓発が強まった世の中でどのような立ち位置を取ることになるのか、今後が気になります。

参加された方の感想

参加後の感想を一部掲載します。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

他の人の感想や意見に触れられて楽しかったです。

27歳女性

読みたい本にたくさん出会うことができて、とても楽しかったです。

24歳女性

原作の本に関連して、映画の話に続いたりして、リラックスした雰囲気でエンタメ全般楽しめます。

27歳女性

読書会後のランチ

いつもどおり読書会後にそのままカフェでランチをしました。

20名の方がランチに参加してくれました!

フレンチトーストが提供されました!まさかのおしゃれ度に度肝を抜かれすぐに食べ尽くされました!

いつも美味しい料理ありがとうございます〜!